クラウンタルクのすすめ

高品位の原料


 クラウン タルクは世界のタルク鉱床を十分な資料によって調査分類し,その中の代表的なものから作られています。
 原料は国内、海外、併せて20鉱区22品種、中でもベースとなる下記8鉱区8品種はそれぞれ特徴のある高品位なものです。



化学組成(各鉱区分析例)
      *下記原石のイメージは上枠のアイコンです。左から順に並んでします。
SiO2 MgO CaO Al2O3 Fe2O3 Ig loss
Heicheng      (China) 62.1 32.6 tr 0.13 0.05 4.62
Yuexian        (China) 60.1 31.8 0.52 0.96 0.42 5.83
Guangxi        (China) 62.0 31.4 0.31 0.52 0.88 5.52
Chungju       (R.O.Korea) 62.0 31.4 0.31 0.63 0.88 5.52
Three Spring (Australia) 60.5 31.0 0.61 0.91 1.06 5.54
Iweon       (D.P.R.Korea) 61.4 30.6 0.10 0.41 0.21 4.97
Udaipur        (India) 61.6 30.6 0.37 0.27 1.70 4.91
Shanglin       (China) 62.8 31.6 0.12 0.25 0.02 4.61
理  論  値 63.3 31.9 4.80
 
                                           JIS M8851 による


タルクは産出鉱区によって化学組成の傾向が異なります。クラウン タルクの各グレードは 各鉱区の組成パターンを確認し用途に適した鉱区選択を行っています。

 例えば電気的性質の優れた Haicheng  はセラミックコンデンサー用として精製されます。


結晶層
 タルクは産出地質の変性の過程によって単結晶に疎、密、があり、又、母岩に基づく異種鉱物を随伴したりします。
 このように同じ基本的化学構造を持つタルクも産出地によって異なった属性を示しますので粉末X線解析法によって純度と属性を同定し用途の選択を行っています。


一部産地のタルクに含まれる微量のアスベスト系鉱物繊維が問題視されていますが、これ等の検出も粉末X線解析法が有効な定量法として推薦されています。(クラウンタルク局方PP参照

その他の物性
白色度(粉末) 表色系(L a b)例 呈色傾向 硬度(ビッカーズ)
Heicheng  93〜98 L 70.93 a+0.02 b-1.36 ピンク 6.20
Yuexian    85〜92 L 62.94 a-0.30 b-0.30 グレー 7.81
Guangxi 86〜95 L 66.65 a-1.40 b+4.75 ブルー 6.05
Chungju 80〜90 L 50.10 a-3.42 b-1.50 グリーン 8.80
Three Spring 80〜90 L 43.36 a+1.23 b+4.50 クリーム 6.10
Iweon 90〜98 L 82.21 a-1.44 b-1.44 ホワイト 4.71
Udaipur 88〜93 L 69.50 a+0.82 b+5.20 クリーム 8.50
Shanglin 70〜80 L 30.66 a+0.30 b-2.82 ダークグレー 6.70
白色度:Kett光電白色時計    中心波長 452nm フィルター ブルー
表色系:ミノルタ色彩色差系 CR-200    JIS 8729
ビッカーズ硬度:Akashi微小硬度計 ダイヤモンド圧子100gr


鉱石の持つ色調は、その鉱石に含まれるごく微量の発色性金属イオンによるとされています。
  タルクは粉末化にともなって粉体表面の乱反射の影響で純白に近づきますが、表面の乱反射を除去した場合、例えば無色の樹脂にフィラーとして充填した場合、原料鉱石のもつ呈色傾向が遺伝します。
  Guangxi産の青白い呈色は紫外域のほとんどの光を反射し蛍光染料の効果を増幅します。抄紙フィラーとして印刷用紙等に最適とされるゆえんです。